文字サイズの変更  文字を大きくする  文字を既定のサイズに戻す  文字を小さくする

放射線防護対策施設

〇放射線防護対策施設とは

 原子力災害時において、早期の避難が困難である方(避難所等への避難を実施することにより健康リスクが高まると判断される方)などは、安全に避難が実施できる準備が整うまで、一時的に屋内に退避する(屋内退避)必要があります。
 この一時的に屋内退避した方々の放射線被ばくを低減する対策を実施した施設が「放射線防護対策施設」となります。
 放射線防護対策施設では、次の仕組みにより放射線被ばくを低減し、安全に屋内退避ができます。
 ・特殊なフィルタにより、外気に含まれた放射性物質を除去します。
 ・建物内に、放射性物質が含まれた外気が入ることを防ぐため、
  ➢建物の気密性を高めています(高気密化)。
  ➢放射性物質を除去した外気を建物内に送ることで、建物内の気圧を高めています(陽圧化)。
 また、放射線防護対策施設は、屋内退避中の飲食物を備蓄するとともに、商用電源が停止した(停電)の場合に備え、非常用発電機が整備されています。
 なお、国(内閣府)のシミュレーションによると、陽圧化した鉄筋コンクリートの建物に屋内退避すると、屋外にいる時に比べて、積算被ばく線量が9割以上低減できるとされています。

                 出展:(一財)日本原子力文化財団 原子力防災シミュレーション

〇放射線防護対策施設一覧

 当村においても、東通中学校(屋内運動場)に対し、放射線防護対策設備を整備している他、老部地区には、専用施設として老部地区放射線防護対策施設を整備し、早期の避難が困難であう住民等が一時的に退避する施設の確保に努めています。

◇東通中学校(屋内運動場)
概要 
  (1)位置:青森県下北郡東通村大字砂子又字沢内9番地4
(2)設備:フィルタ換気設備、非常用発電機
(3)対象: 近隣に居住する早期の避難が困難である住民のほか、東通小・中学校、こども園ひがしどおりに所在する児童生徒のうち、保護者引渡しが出来なかった者
(4)収容可能人数:260名
外気の放射性物質の除去  
  ・フィルタ換気設備
 ※ユニット内容
  1.プレフィルタ
  2.HEPAフィルタ
  3.活性炭素フィルタ
商用電源停止対策
  ・非常用発電機(250KVA)
・燃料タンク(A重油:1,800ℓ)
・連続稼働時間(最大負荷時31h)
屋内退避における生活環境の確保対策 
  ・浄化済空気の加冷温装置
・空調機
・物資及び敷材等の整備(青森県整備)

◇老部地区放射線防護対策施設
概要 
  (1)位置:青森県下北郡東通村大字白糠字前田20番地
(2)設備:フィルタ換気設備、非常用発電機
(3)対象: 老部地区の避難行動要支援者及び支援者
(4)収容人可能数:62名
外気の放射性物質の除去  
  ・フィルタ換気設備
 ※ユニット内容
  1.プレフィルタ
  2.HEPAフィルタ
  3.活性炭素フィルタ      
商用電源停止対策  
  ・非常用発電機(150KVA)
・燃料タンク(A重油:1,800ℓ)
・連続稼働時間(最大負荷時 約52h)
屋内退避における生活環境の確保対策  
  ・浄化済空気の加冷温装置
・空調機
・物資及び敷材等の整備(青森県整備)
戻る