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東通原子力発電所の役割

エネルギーと環境

世界のエネルギーの需要は、経済成長に伴って急速に増加していきます。今後も、発展途上国の経済成長と人口増加で、一層の増大が予想されています。今、世界のエネルギーの大部分は石油や石炭などの化石燃料で賄われていますが、その資源には限りがあり、地球環境という観点からも化石燃料の使用量の増加は大気汚染や酸性雨など、様々な環境問題を発生させました。中でも深刻な問題は地球温暖化です。
二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスは、石油や石炭などの化石燃料を燃やすことにより発生するため、発電過程でCO2などを排出しない原子力発電の推進と、太陽光などの新エネルギーの開発と積極的な導入が、この問題を解決する上で重要と考えられています。

温室効果ガスの影響

原子力発電の特徴と役割

我が国において、原子力発電は、エネルギーの安定供給の確保や環境保全を図るために必要不可欠な電源と位置付けられています。

原子力発電の燃料の供給安定性

原子力発電の燃料となるウランは石油と異なり、カナダやオーストラリアなどの政情が安定した国から輸入しているので、安定した供給が期待できます。
また、石油などと比べて、少ない量で発電を行うことができ、一度燃料を原子炉の中に入れると、少なくとも1年間はそのまま発電できます。

原子力発電の環境適合性

原子力発電は、発電過程において、地球温暖化の原因とされるCO2をほとんど排出せず、また、大気汚染や酸性雨の原因となる硫黄酸化物、窒素酸化物も出しません。


100万キロワットの原子力発電所が1年間で発電する
電力量を他の発電方式で代替した場合に必要な燃料


電源別1キロワットアワー当たりに発生するCO2の量(メタンを含む)

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